スマホの容量は厳しい
スマホに保存している写真や動画はすぐにスマホのストレージを圧迫し容量不足にする。スマホはなにも写真や動画だけを保存するものではなく、音楽、アプリその他使用用途は多岐にわたり、生活の一部になっていると過言ではない。たかだか32GB程度の容量で済むわけはなく、消せるなら消したい写真や動画をどこか別の場所に保存することを考えるものである。
バックアップ先
これまでは大概家にあるPCに別途保存しスマホ本体からは消すという作業を繰り返してきた。ところが最近はPCを使わない、もしくはPCが家にないスマホのみを使用している世代が増えていることから、スマホのみで完結する方法を模索する必要が出てきた。
サービスを提供する側もオンラインストレージを提供し、お金を出せば出すほどたくさんの情報をオンラインに保存できるサービスを提供してきた。ところが最近安価で無制限に写真や動画を保存できるオンラインストレージが出てきた。
容量無制限な写真オンラインストレージ
Google フォト
- 専用の無料アプリ「Googleフォト」で利用できる。
- スマートフォンで写真を撮影するとすぐに自動アップロードすることも可能。
- Googleフォト内にアルバムを作成して写真を整理することも可能。
- 写真の共有も簡単。アルバムごと共有も可能。
- ほとんどの画像形式に対応。
- 1枚の画像サイズが1,600万画素を越えるとリサイズされる。
- アップロードした画像が圧縮される。
- RAWファイルもアップロード可能。(リサイズされるけど)
Amazon プライム・フォト
- Amazonプライム会員向けに提供される容量無制限写真ストレージ
- 専用の無料アプリ「Amazon Photo」で利用できる。
- スマートフォンで写真を撮影するとすぐに自動アップロードすることも可能。
- Amazon Cloud Drive内にアルバムを作成して写真を整理することも可能。
- 主なSNSへのアップロード機能も備える。
- 全ての画像形式に対応。
- 1枚当たりの容量制限もない。
- リサイズや圧縮もされない。
- RAWファイルもアップロード可能。
- 容量無制限になるのは写真のみで、ドキュメントや動画は5GBまでとなる。
写真オンラインストレージの使い勝手の違い
スマホ本体の容量を増やす
アップロード済みの写真をスマホ内から消して、サーバだけにデータを残す「空き容量確保機能」は、Googleフォトのみ。
Amazonの場合、アップロード済のファイル削除は人力でやらなければいけないので、容量を増やしたい場合かなりの手間がかかる。
アプリの使い勝手
Googleフォトに軍配。
PCにある写真のバックアップ
両者とも専用のPC向けバックアップソフトが存在する。
Amazonプライム・フォト
- Amazon Cloud Drive Desktopを使用する。
- Amazonのクラウドストレージ用ソフトを利用してアップロードされる。
- 写真は無制限。画像に偽装して巨大ファイルも無制限にアップロードできる模様。
Googleフォト
- Googleフォト専用アップローダーが提供されている。
- Google Driveとは別のアプリ。
最後に
他のオンラインストレージサービスでも問題になっているのが、写真の検閲。肌色成分が多めの写真だと”いけない写真”と判断されて突然アカウントが凍結されるなんて話も聞こえる。(GoogleだとGmailも使えなくなってしまう。)また、サービス提供側の都合でサービスが終了してしまったり、障害によりアクセスできなかったり、最悪消えてしまうことも考慮に入れて置かなければならない。
大切な写真であれば、オンラインストレージを利用したバックアップは補助的なものと考えて、別のバックアップ手段も併用し万全を期す必要があるだろう。
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